ヨガって素晴らしいと思った瞬間(2)
こんにちは。
みんなの健康応援団、ヨガインストラクターだくみです。
前回のお話で、たまたま入った整体院で人生が変わったと書きました。
前回のお話はこちらをクリック。
今回はその続きのお話です。
その整体院、なんとヨガスタジオ併設で、更にマタニティヨガのクラスがありました。
このスタジオでマタニティヨガを受けていなければ一生ヨガとも縁はなかったと思います。
そして「ヨガインストラクターになろう!」とも思っていなかった筈です。
しかしその当時、私はマタニティヨガ(妊婦さん用のヨガ)というものがあるのは知っていましたが、全く興味を持っていませんでした。
理由は簡単です。
だって、以前ヨガした時、ただただ痛かっただけだから。
現状体が痛いのに、もっと体が痛くなることする意味が分からないし、それだったらそのお金で整体通うよ!って思っていました。
しかし私を施術して下さった整体師さんがたまたまヨガをおススメする方だったのか
「ここに通ってる妊婦さん、結構ヨガで体改善してるんだけどね」
と言うではありませんか。
体(特に腰)がキツくて藁をも掴む気持ちだった私は、それじゃ一度騙されたつもり(笑)で行ってみようか、と体験でマタニティヨガを受けることとなりました。
それにしても、ヨガ初心者の方なら理解して下さると思うのですが、初めて行くヨガスタジオって緊張しませんか?
「参加している人全員私より体柔らかいんだろうな(皆と同じことできなかったらどうしよう…)」とか、
「先生ってどんな人かな(怖いかな?)」とか、
「先生にポーズ違うよって怒られたら(否定されたら)どうしよう…」とか、
「体力無くて付いていけなかったらどうしよう…」とか、
どうしてもヨガを初めてやったあの時の衝撃を思い出し、不安が頭の中で渦巻きます。
今なら
「そんな事ない!」って思えますが、
当時の私はとにかくネガティブな事ばかり考えていました。
そんな私でしたが、マタニティヨガの体験でまた衝撃を受けます。
それは
「無理しなくて良い」
「苦しいところまでやらなくて良い」
「心地良いところでキープしましょう」
と言われたことでした。
今まで何事も全力でやらなくては済まない私には本当に衝撃的でした。
だって考えても見て下さい。
お金を払ってやるんなら、全部やらなきゃもったいないじゃないですか!(笑)
ストレッチするなら柔らかくなりたいから痛みは我慢、深呼吸はいかに長時間吐けるかor吸えるか挑戦!!
こんな風に書くと冗談のように聞こえるでしょうが、当時の私は本当にこんな考えでした。
いかに自分を追い詰めていた人生だったか、今なら分かります(^_^;
そんな衝撃的な事を話すヨガインストラクターさんは、いつも笑顔が絶えず
「ここが辛いんです(T口T)」
とお話すると、
決して「妊婦さんなんだからそんなの当たり前ですよ~」
なんて言わずに
「そうなんですね、辛いんですね」
と共感して下さる方でした。
本当に女神のような方です、はい。
こんな暖かいヨガインストラクターなら通いたい!と思い、それから週に一度お世話になり、そして「毎日ストレッチするのがオススメです」と聞き、寝る前に15分ほどストレッチしてから眠るようになりました。
そして2週間後、なんということでしょう。
体が変化したことに気付きました。
あんなに硬くて前屈出来なかった私の手が、足の指にちょこんと触れるようになり、痛みを感じることなく楽にストレッチ出来るようになっていったのでした。
一度体の変化に気付くと、それからストレッチすることが楽しくなり、出産するまでその習慣は続きました。
結局歩く際の鈍痛は治まりませんでしたが、夜中の突然の背中の激痛や、妊娠したことに対しての後悔はなくなりました。
それもこれも、マタニティヨガで体だけでなく、
「自分に優しく、自分を労りましょうね」
というような声掛けで心も癒して下さったヨガインストラクターさんのお陰です。
その素敵な出会いにより「ヨガって素敵だな」と思えるようになりました。
しかしそれで「よし、ヨガインストラクターになろう」とは全く思っておらず、ヨガインストラクターになろうと思ったのはそれから2年後のことでした。
続く
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